某大学内の卓球場
最近、ちょっとしたきっかけで廃墟にはまりかけの雪夜彗星です。親しいTwitterのフォロワーが大阪に来て、案内している時に見つけたものの影響でしょう。
前々から随分と興味はあったのですがね。
今回は地元にある某大学のキャンパス内で数カ月前に用事があり訪れた際に気になっていた建物があったので訪れて来ました。こちら。
普通に大学生が建物の前を行き来していますけれど、誰もこの建物に興味を示していなかったので完全に日常に溶け込んでいました。いくらボロボロの研究棟が近くに有るからってこの建物の雰囲気は異常だと思うのは僕だけでしょうか?
そして、中へ。
卓球台がひとつ。卓球台だけ見るとまだまだ使えそうですが……。
奥の床隅には空き缶や某ファーストフードの紙袋、はては天井から外された蛍光灯までが捨てられていました。今は使われていないようでしたが、妙に新しい空き缶も混じっていたので、紛れて捨てて行く奴もいるのかもしれません。こんな所に捨てるぐらいなら、ゴミ箱探して捨てるほうが明らかに手っ取り早いと思うのですが。
扉か暖簾があったと思わしきところは。
奥の井戸みたいなものは、お風呂のようでした。その手前には和式のトイレもありました。その向かい側にはキッチンもありました(煙草がたくさん捨てられていましたが)。
いずれも天井から落ちてきたであろう木材で床から埋もれ、足の置き場も不安定でしたが。
割れた窓から見えたのは、最近になって建てられたであろう、研究棟と思わしき建物。
なぜ、この卓球場は残されてしまったのだろうか。
小さいので、探索するべきものはこれぐらいと、建物の外に出て、周りを一周しようと裏に回ろうとした、その瞬間、ガサゴソッと音がして、動くものが。
猫でした。一匹はかなり驚いたようで遠くへ逃げてしまいましたが、何匹かはじっとこちらを見ていました。
きっと、彼らの住処、あるいは休息場所になっているのでしょう。
そして撤収しました。
今日はこれぐらいで。