雪の夜、彗星探しの日記(弐)

雪夜彗星のブログ。内容も更新頻度もまちまちです。「弐」なのははてなダイアリーから移行したので。

デュアルSIM (DSDS) 機に切り替えて使えるように設定するまでのお話

 高校時代からずっと続けてきたガラケースマホの2台持ちの生活に1ヶ月ほど前にピリオドを打った。人生最大の機種変更イベントである。元々はauフィーチャーフォン「SH007」をかれこれ7年ぐらい使ってきた。auには9年以上お世話になり、その間、一度もメールを変更する事は無かったので、人生初のキャリアメールの変更をする事にもなった。

 ちなみに、新しい機種はmoto G5 PlusというSIMフリー端末。SIMカードを2枚入れて、同時待機可能な俗に言うDSDS(Dual SIM Dual Standby)対応機である。今回はこいつの導入から使えるようにするまでの話。
 前使っていたSH007は2年縛り契約だったが、あと数ヶ月で解約月になるので寝かせておく事にした。今でも部屋の隅に置いてある。

 今までは前述のフィーチャーフォンの他にSIMフリースマホ格安SIMを挿したものの2台を使っていたのだが、それを1台にまとめたかったのが今回の機種変更の理由だ。
 具体的には、

・端末は1台にしたい
 →複数台持ってると別の端末のメールや着信を忘れる。
・キャリアの電話、メールは持っておきたい。
 →電話は回線の安定さ。キャリアメールは信用のために持っておいた方が良いとも聞くし。
・データ通信は格安SIMで行う。
 →ぶっちゃけ?がないならこれで十分。

 というところ。

 さて、続いて端末の選定。一番楽しいところである。個人的に好きなメーカーのHTCは国内モデルでDSDSが無いので残念ながら選択肢からは排除。まだSIMフリーモデルも発売前だけど、U11もDSDS仕様を出してくれればそちらに飛びついた、かもしれない。断言できないのはその価格故。それにHTC Oneシリーズのデザインが好きだったのでiPhoneみたいなUシリーズも正直あまり好みではない。
 また他のメーカーもiPhoneみたいなデザインばかりで結局、なんとなく見た目に個性を感じたmoto G5 Plusに落ち着きました。

 そして新しい回線の契約。格安SIMは今まで使っていたWireless Gate(480円プラン)のものをそのまま使うので、キャリア回線のみdocomoで新規。moto G5 Plusはau使えないからな、ごめんよ、さらばau。また会う日まで。

 ショップではキッズケータイ用のFOMA回線をmicroSIMで契約して、さらにnanoSIMに乗せ換えてもらう事になった。なお、契約したプランは「タイプSSバリュー」。
 いざ契約となった時に、FOMAの回線にSPモードメールで契約することは新規だと出来ないと言われた。ただ事前に同じ店舗で相談した際には出来ると言われたので、その旨伝えると責任者が出てきて手続きをして貰った。どうやら責任者権限なるものがあれば可能になるらしい。ちょっと複雑な心境になったができたのでよろし。よし、ではない。

 ここでひとまず通話とキャリアメール用のSIMカードは手配できたので、買っていたmoto G5 Plusに入れて通信を試みる。APNの設定作業もさくさくと進めていく。電波も掴んでいるので問題はない、ように思えた。
 しかし、キャリアメールの設定ができない。それに電話の発信、着信はできるがdocomo以外のキャリアからのSMSを受信できない事にも気がつく。こんな事ってあるのか。

 調べてみれば、docomoのSIMは 4G対応の端末では3G回線で通信できないとの事。とりあえず、家には中古で安く買った古いスマホがあるのでそれでメールの開通作業をして解決。ただここで手こずって思いの外通信料がかかってしまった。
 そこからはIMAP対応のメールアプリでメールサーバーの設定をして完了。メッセージRとかSとかFとかは知らん。

 しかし、後者のSMS受信できない問題はインターネットで色々調べてみて、2枚あるSIMを入れ替えてみたり、端末をリセットしたりしてみたけれども上手くいかない。SIMの入れ替えに至っては、まさかの通話用SIMが電波を掴まなくなる始末。ただ、トレイを戻すとちゃんと掴む。こ端末メーカーにも相談したもののやはり解決はできず。初期不良案件か、と思い修理の手配をかけるまで行った。
 が、あるサイトでSIMカードをショップで交換するとうまくいった、という記事を見つけて、最後の望みをかけてドコモショップに足を運んだ。

 SIMカードを新しくした結果、SMSは無事に他キャリアでも受信されるようになりました。めでたしめでたし。何のために私は2度も3度も端末を初期化したんだ……。メーカーの方にも念のために連絡を入れておきました。「SIMカード交換したらSMS受信できたよ」って。

 あと色々設定していてなんとかしたいなあと思う事に至った。それが「留守番電話」。
 フィーチャーフォン時代だと簡易留守メモみたいに端末に留守番電話を録音する事が出来たものの、moto G5 Plusだとこれが出来ない。地味に不便だ。
 何かやり方はないものかと探ってみると、IP電話に転送して云々かんぬんという手段があるので、「」という受信だけなら無料のサービスに登録して、アプリをインストール。キャリアの番号からこちらに転送設定をして完了。
 転送先のIP電話に転送されて留守電が残されるとそのwavファイルをウェブのサービスページからwavファイルをDLするか、メールで添付されてくるという感じ。まあ不便なところもあるもののそこは費用とトレードオフ。なんとか無料で留守電の環境を整えることができた。

 ここまで、初のDSDS機を使うための設定の一連でした。まあこういうケースはあまりないと思いますが、誰かのお役に立てば。とは言え、どこかブログやサイトに載っている情報でやったんですけどね。
 それでも何か気になることがあったらコメントなどで聞いてくれたら分かる範囲で答えるよ。分からないことには「分からない」と返すけど。