雪の夜、彗星探しの日記(弐)

雪夜彗星のブログ。内容も更新頻度もまちまちです。「弐」なのははてなダイアリーから移行したので。

ここに住んでいて良かった

 随分と久しぶりの投稿。もう2年ぐらい投稿していないので今更投稿しても誰が見るんだ、という感じであるがTwitterで記事更新した、という事も書くつもりだからちょっとは見られるんじゃないかな。
 春もあっという間に過ぎて、夏かと言いたくなるような5月になった。でも二十四節気の中ではもう明日が立夏なんだよなあ。


 今、僕は大阪に住んでいる。皆さんご存知の通り。
 家が転勤族だったから、生まれてから奈良、洲本、松山、姫路、福知山、南あわじ、吹田と移り住んできた。どちらかと言えば多い方になるだろう。もっと多くの場所に住んできた人も、もっと広い範囲を飛び回った人もいるわけで自分の中では多いとは思わなくなってきた。何より吹田に来てから9年ぐらいの年月が経ったから、というのもあるだろう。次に引っ越しをする時は自宅から通えない所が就職先となった時だろう。

 現在大学4回生、院には行かないので現在「就職活動」真っ只中である。
 その中で気がついた事がある。

「大阪に住んでいてよかった」という事。
 大規模の合同企業説明会の会場だって数百円で行ける所にある。本社や支社といった会社の運営機能をもったものがそれなりにある。大阪で開催される説明会や選考は数が多い。
 もちろん、東京に住んでいれば、と思わないわけではない。まして映像に関わりたいとなれば圧倒的に東京が有利であるし選択肢も多かっただろう。それでも東京に既に二度行っている。
 それでも、我が国第二の都市と言われる大阪に僕は住んでいる。これって実はすごく恵まれているのではないか。合同企業説明会で地方から何時間もかけてやってきて帰っていくバスを見ながら思う。彼ら彼女らの地元ではこんな大規模なイベントは開かれないのだ。

 僕が大阪に住む事になったのは南あわじに住んでいた時に発症した持病のためであった。もっとしっかりした病院で見てもらいたい、という事で大学附属病院に近い所に引っ越す事になった。
 もし、姫路にずっと住んでいたら、とそんな未来を考える事がある。
 大学に行かずにそこの地元で働いていた未来もあったかもしれない。あるいは理系に進んでいたかもしれない。それこそ大阪府立大学に入学した未来もあったかもしれない。
 いずれにせよ全く違う道を歩んでいただろう。
 大阪に住んでいるから、人脈をここまで広げる事が出来たんだろうし映像に関わるという事にもなった。

 些細な事かもしれないが、この幸運を噛み締めながらなんとしても就職活動をしていきたいと思う。
 面倒でしんどいものではあるが。